校長日誌（学校の毎日）

　人権週間にあわせて、JERRYBEANS（ジェリービーンズ）さんにお越しいただき、人権コンサートをしていただきました。
　ジェリービーンズさんは、メンバー全員の方が不登校を経験されたそうです。そのときのことを語られる場面では児童全員が真剣に耳を傾けていました。「心のしんどさは、人からは見えない」「自分のことを考えて言ってもらった、『がんばれ』という、その言葉が辛かった」「生きているってあったかいと思った」といった言葉のひとつひとつが深く心に残りました。
　後半は、全員が立ち上がり、リズムに乗って思い切り体を動かしながら歌に浸りました。子どもたちはみんな笑顔でした。歌を通して、「大丈夫だよ」「やってごらん」と励ましてもらっているような気持ちになりました。
　子どもたちには、これから自信を失いそうになったときに、今日のことを思い出してほしいと思っています。
　ジェリービーンズの皆様、素敵なコンサートをありがとうございました！！

　各クラスで考えた人権宣言のふり返りを発表してもらいました。
　「いいことと悪いことの判断ができないことがあった」と正直に反省するクラスがあったり、「これからは優しい言葉で注意できるようにしたい」と次のめあてを考えるクラスがあったりしました。友だちのいいところを１人ずつ紹介するクラスもありました。
　６年生が「人権週間が終わっても、思いやりの心をもち、やるべきことをしっかりやりたい」と発表したように、これからも自分がどうしたらいいかを考えて行動できるように、見守っていきたいと思います。

　２年生が、地域の料理名人さんに、季節のお菓子作りを教えてもらいました。この日は、「はっさく大福」と「もちもち半月餅」を作りました。
　２年生は始終にこにこ顔で、張り切って作る姿が印象的でした。給食を完食したあと、作ったお菓子をぺろりと平らげたそうです。
　レシピもいただきましたので、またぜひお家でも一緒に作ってくださいね。
　ご指導いただきました料理名人さん、お世話になりました。

　桜谷こども園の４，５歳児さんとの交流会をしました。
　４年生は「もぐらたたき」「ふれあい広場」「アクセサリー屋さん」「宝さがし」「シャテキ屋さん」「お化け屋敷」など、こども園さんが楽しめるようにと、たくさんのコーナーを準備しました。企画から運営まで、最後まで子どもの力でやり切ったそうです。年下の子を気づかう優しさが随所に見られ、４年生が頼もしく見えました。
　こども園さん、ぜひまた小学校に遊びに来てくださいね。